フルート吹きの平日~20代女子のぼやき~

フルート吹きの20代OLです。趣味のフルートのことや、20代ならではの気になることをどんどん発信していきます‼

フルート後輩の息漏れを指摘しなかった話

前回フルートの息漏れには悪い息漏れと、いい息漏れがあるというお話をしました。

フルートの息漏れは直すべきなのか - フルート吹きの平日

 

初心者さんの息漏れは悪い息漏れである可能性が高いです。

まだしっかりとした音が出せていないと思うので。

 

ただ、ある程度フルートを続けていくと、「果たしてこの息の音は悪い息漏れなのか、いい息漏れなのかわからない!」ということが起きてきます。

 

私も10年以上フルートをやってきたので、いろいろなフルート吹きを見てきました。

透き通るようなフルートの音色を持っている人もいれば、すこしザーザーとした息漏れが聞こえるなという人もいるわけです。

 

近くで練習を聞いてみると、明らかに息漏れだなと思ってしまいます。

私も後輩にすごく息漏れの音が目立つフルート吹きがいました。

 

当時私は、先輩としてこの子の息漏れを改善させねば・・・!

と思いました。

 

思ったんですが、ふとこの子ががっつりソロを吹いている演奏の録画を見たわけです。

そしたらびっくり。

 

なんと、フルート独特のきらきらした音色で堂々と演奏していました。

近くで聞くとこんなに息漏れしているのに、ホールで聞くとこんなに遠くまで飛んでいくような音なんだと驚きました。

 

合奏とかの録画で聞き比べると、私なんかの音よりその子の音の方がきれいだったんですよ!こりゃたまげた。

 

その時の私の音と言えば、息漏れは最小限で、ほとんど純粋なフルートの音といっていいほどでした。(別に自画自賛じゃないよ)

 

簡単に言うと、後輩の音は遠鳴りする音で、私の音は近鳴りする音だったんですね。

私の音は、よく指揮台に届く前に落ちてしまっているといわれていたのも納得です。

 

私は、中学のころから息漏れが気になっていたので、音作りと言えば息漏れをなくすことを第一に考えていました。

 

その結果どうなったかというと、音作りの本質を見失っていたわけです。

息漏れがない=音がきれいという方程式は成り立ちません。

今自分が聞いている音が遠くでも同じように聞こえると思い込んでたのも大間違いです。

 

その現実を突きつけられ、私は後輩に音のことをどうこう言うのはやめておこうと思いました。

 

後輩の息漏れは、いい息漏れと悪い息漏れが混ざったタイプでした。ですので、私があれこれ言ってしまうと、悪い息漏れだけではなくいい息漏れもなくなってしまうような気がしたのです。

 

音作りは本当に奥が深いです。

息漏れをなくすことだけにこだわらずに、ぜひ遠くまで響く音を目指して練習してほしいと思います。

 

悔しいので、私もより一層遠鳴りする音を目指そうと思います。